YOROZU KOSODATE

よろず子育て。子育てのこと。あれこれと。

【西原式離乳食】「タンパク質が足りずに赤ちゃんの成長に支障がでるのでは?」西原式に踏み出せずにいる人は読んで下さい。

スポンサーリンク

《おすすめ記事》

▶︎イライラしない!機嫌の良い赤ちゃんに育つ西原式育児のキホン《7ケ条》(1) - YOROZU KOSODATE

▶︎《砂糖・塩・油不使用》のベビー&幼児向けおやつ〜旅行や外出時に便利な離乳食・幼児食〜 - YOROZU KOSODATE

▶︎納豆や海苔が好きな赤ちゃんは要注意!?実は、納豆や海苔を食べていいのは◯歳から! - YOROZU KOSODATE

タンパク質が足りずに成長に支障がでるのでは?

 私が西原式育児を知ったのは、娘を妊娠している時でした。それにも関わらず、「タンパク質が足りなくて栄養不足になり、成長に影響が出てしまうのではないか」と西原式離乳食に対する不安が消えず、結局生後6ヶ月で離乳食を開始し、8ヶ月頃から豆類などのタンパク質を始めてしまいました。しかし、タンパク質をとらなくても大丈夫だと途中から納得できたので、1歳8ヶ月から遅ればせながら西原式に移行しました。今目の前にあの当時の私がいたら、頭をひっぱたいてでも1歳半までは離乳食を始めさせないようにします。

 私が離乳食でタンパク質をとらなくても大丈夫だと納得できた理由を、今現在西原式を取り入れるべきかどうか悩んでいる方にシェアさせていただければと思います。

体内に吸収されるのはタンパク質ではなく「アミノ酸」

まず、タンパク質がどのようにして体内に吸収されるのか、その仕組みを見ていきましょう。

食べ物として摂取されたタンパク質は以下のような流れで消化を受けて体内に吸収されていきます。

①胃で胃酸(塩酸)、ペプシンによって変性、分解される(まだ分子量が大きい)。

②小腸(十二指腸)で分泌される膵液中の酵素(トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、カルボキシペプチダーゼ)によってさらに分子量の小さなペプチドにまで分解される。

③小腸の粘膜上皮に存在するペプチダーゼによってアミノ酸に分解され、すぐに吸収される(膜消化)。

引用:タンパク質とペプチドとアミノ酸の違い

 

 このように、タンパク質は様々な消化器官を経てアミノ酸へと分解されることで体内に吸収されるようになります。しかし、赤ちゃんの未熟な腸では自力でタンパク質をアミノ酸にまで分解することができません。タンパク質は本来、アミノ酸という身体にとって「無害である状態」にまで分解されてはじめて体内への吸収が許可されるのです。では、赤ちゃんの未熟な腸で消化しきれず、アミノ酸になれなかったタンパク質は体内でどうなってしまうのか。単に吸収されずにそのまま便で出てしまうならまだしも、「無害である状態」になっていないにも関わらず、腸が未熟であるために体内に取り込まれてしまうのです。この無害でない状態のタンパク質が血液に運ばれて身体中に巡ってしまうことが、アレルギー性疾患などの元となり得るのです。

 赤ちゃんに必要なのは、肉や魚や豆といったタンパク質そのものではなく、タンパク質が分解された形の「アミノ酸」です。一般的に販売されている粉ミルクは、タンパク質がアミノ酸にまで分解された形になっているので、赤ちゃんの栄養として適しています。そのため、母乳や粉ミルクを与えてさえいればタンパク質が分解された「アミノ酸」が摂取できているので、あえてタンパク質そのものを摂らせる必要はないのです。

日常のこんなところにもヒントが。

 オットの趣味はワークアウトです。ジムで筋トレをした日には、筋肉のためにとプロテイン飲料や赤身肉のステーキに加え、「アミノ酸」のサプリメントを摂っています。プロテイン飲料やお肉でさんざんタンパク質をとっておきながら、「アミノ酸は吸収の効率がいいから」と言ってアミノ酸も摂取しているのです。逆説的に言えば、「お肉は吸収の効率が悪い」ということになります。肉でタンパク質をとる→様々な消化の過程を経る→消化にもエネルギーを使ってしまう。そんなわけで、効率がいいアミノ酸のサプリメントも補給しているのです。お肉を食べたからって、そのタンパク質がそのまま筋肉になるわけじゃありません。タンパク質は分解されて、アミノ酸になって、吸収され、初めて読んで字のごとく「血となり肉となり」となるのです。

 腸が未熟な赤ちゃんにとって、分解すらできないタンパク質は、本当に負担でしかないんです。赤ちゃんの体重の増えが心配な場合は、肉や魚といったタンパク質そのものではなく、是非、粉ミルクをたっぷりと飲ませてあげて下さい。(一度に大量に飲ませると小さな胃に負担がかかるので、回数を増やすようにします。)

西原式を始める前に注意すること。

 西原式を始めるにあたって一番大事なことがあります。それが、身近な人からの理解を得ることです。私自身、自分なりに調べて納得した上で始めた西原式でしたが、毎日ご飯と煮野菜だけの娘の食事を見たオットがある日、「いつも気になってたんだけど、、、こんな食事で本当に大丈夫なの?!」と言い出したのです。そこからはちょっとした口論になってしまいました。実は、離乳食のことなんてオットはどうせ関心をもっていないだろうと思い、オットに一切相談せずに私の独断で西原式を始めていたのです。やはり、最初からオットにも相談しておくべきだったかなと反省しました。それからしっかりと西原式について説明をし、わかってもらおうと試みたのですが、オットにはイマイチ理解できていないようでした。それでも、私の食に対する生半可ではない熱心さと、今まで娘が大きな病気もせずしっかり成長してきている事実から、私の離乳食の進め方を尊重してくれるということになりました。

 オットの実家でも、はやり娘の食事内容を気にされることが度々あります。何か聞かれると、「娘は肉が苦手で〜」と言ってなんとなくごまかしています。しかし、義母にとっては6人目の孫で、食事内容が他の孫たちともかなり違っていることから、いつもかなり心配されてしまいます。そんなとき、「これがうちのやり方だから」と、オットが一蹴してすかさずフォローしてくれるので、それにとても助けられています。

 

 西原式を始めると、一般的な離乳食スケジュールとはかなりかけ離れているため、変な目で見られてしまうこともあります。見ようによっては、最悪、離乳食を食べさせないなんて虐待だ、とも受け取られかねません。「全然食べてくれないから〜」とうまく誤魔化したり、逆に身近な人にはしっかりと説明をして理解を得るなど、臨機応変に対応をしていくことも必要になってくるのかなと思います。

あとがき

 西原式離乳食に対しては、実際に私もそうだったように、「タンパク質を摂らないで本当に大丈夫なの?」と半信半疑のお母さんも多いはずです。しかし、タンパク質が吸収されるまでの過程を正しく理解できれば、母乳や粉ミルクがメインの栄養で問題なく成長できると納得ができるはずです。

 私の経験が、西原式に踏み込めずにいるお母さんの後押しになれれば嬉しいです。

 

《おすすめ記事》

www.yorozukosodate.com

www.yorozukosodate.com

www.yorozukosodate.com